ネオンテトラ飼育入門

ネオンテトラの選び方

ネオンテトラの画像

いざ初心者の方がお店でネオンテトラを購入する際、どういった個体を選ぶと いいか、以下に紹介していきます。

ネオンテトラは基本的にお店ではサイズ別で販売されているのが普通です。 体長1cmがSサイズ、2cmがMサイズ、3cmがLサイズの目安ですね。

相場は、Sサイズ一匹50円、Mサイズは100円、Lサイズ150円程度ですが、 一度に買う数が多いほど一匹あたりの単価をサービスで安くしてくれるお店がほとんどですね。 なお10匹、20匹単位で購入すると、さらにその分安くなります。

ネオンテトラに限らず、熱帯魚の購入時は、健康な個体を選ぶのが原則です。ヒレに張りがあり、常にスイスイ 泳いでいて、なおかつ体の発色が良い、綺麗な個体が購入にベストです。

ネオンテトラはサイズ別に分けて販売されており、基本的にはどのサイズでも 大丈夫ですが、あえて選ぶなら体長約2cmのMサイズがお勧めですね。

このサイズなら寿命まで軽く1年以上ありますし、見栄えの点でも申し分ないです。 Lサイズも良いですが、成長している分やや高齢になるので、結果的に寿命は短いてすね。

寿命の長さならSサイズですが、大きくて見栄えの良さならLサイズと 一長一短があるのが本音です。

なおネオンテトラは大半が香港で養殖されたブリード物が、日本に輸入されています。 輸入後はお店で一定期間トリートメントされ、元気な状態で販売されます。

ちなみにネオンテトラはオスもメスも色合いはほぼ同じです。 成長したメスはお腹が卵で膨らんでいるので、お腹で判別可能です。

出来るだけ、オスよりもメスの方が数が多いように購入して下さい。 メスが少ないとオス同士で奪い合いの争いが起きやすくなります。

非常に元気で、購入に適したネオンテトラの動画を見つけたので紹介します。 このくらい元気に泳ぐ個体が購入に適しています。

 



買わないほうが良い個体とは

逆に買わないほうが良い個体は、水槽内でも明らかに集団から 離れて、底でじっとしている個体ですね。

これは弱っている証拠ですので、購入してもすぐに死んでしまう 可能性もあります。

また底にいなくても、あまり泳がずにジッとしている個体も同様です。 体の1部が白くなっているのはネオン病の個体なのでダメですね。

あとは白点病といって、白い粒がいくつも付く病気もあります。 こういった個体も避けましょう。

 



ネオンテトラは大小混ぜてもOK

ネオンテトラは、同じ種類の魚には温厚です。メスの奪い合いは あっても、大きい個体が小さい個体を攻撃することはまずありません。

なので、ネオンテトラは大小混ざっていても全く問題ないです。 水量に応じた数だけ飼育できますので安心です。

ただ初心者の方は最初から何十匹も飼うより、やや少なめの数で 飼育を初められたほうが失敗しにくいと思います。

 

ネオンテトラは通販でも購入できます。

ネオンテトラは、熱帯魚店以外にもAmazon等のショップ通販でも購入できます。 少数の購入なら店舗で、50匹以上の大量購入なら通販の方が運搬の面でも楽だと思います。

非常に安価に購入できる魚ではありますが、やはり生き物ですから、粗末に扱わず 丁寧に愛情をもって飼育するようにしてください。

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どんなエサを食べていたか知る

お店でネオンテトラを購入する際、できれば店員さんに どんなエサをあげているか聞いておくと最善です。

どのメーカーのどんなエサをあげていたか分かれば、購入後に同じエサを あげれば食い付きが良いですね。

まあネオンテトラ用のエサなら何でも食べてくれる印象は ありますが、聞いておいて損はないですね。

なお、ネオンテトラの購入時に一緒に水槽の水もついてきますが、 この水は魚の飼育に欠かせないバクテリアもたくさん居ます。

なので、飼育する水槽には必ず全部、魚の入った袋の水を投入して 下さい。これだけでも飼育のしやすさが違います。

 



購入後は水合わせを行いましょう

ネオンテトラを購入したら、自宅の水槽に移すわけですが急にドボドボと魚を 水槽に入れるのは、魚の健康を損ねるので良くないです。

魚の入っている袋の水と、水槽の水の水質と水温をほぼ同じにしてから 水槽へ移した方が魚のストレスが少なく、理想的です。これを「水合わせ」といいます。

まずはお店からの購入時の袋のまま、水温を26℃程度に合わせた水槽の 水に浮かべ、10分から30分程度放置しておきます。

こうすると水槽と袋の水の水温がほぼ同じになります。これで 水温は問題ない状態になります。

次に魚の入った袋を開けて、少しずつ水槽の水を足していきます。 30分くらいかけると理想的ですが最低でも10分はかけて下さい。

これで魚の入った袋の中は、水温も水質も水槽の水とほぼ同じに なりましたので、静かに魚を袋の水ごと水槽の中へ全部入れます。

たまにネオンテトラが袋の中に残ってしまう事があるので、1匹も 袋に残っていない事を確認しましょう。これで「水合わせ」完了です。

 

ネオンテトラの購入に適した時期は

ネオンテトラは水温が低いと弱ってしまいます。お店で購入してから 自宅に戻るまでに水温が下がるとよくありません。

なので、水温が下がりにくい夏場が最も購入に適した時期といえます。 7月から9月の間に購入するのが最も理想的ですね。最低でも寒くない 時期に購入しましょう。

なお、ネオンテトラは繁殖が難しいので、ある程度数が減ったら魚を「買い足し」して 総飼育数を調整するのが通常です。自宅の水槽ではネオンテトラを何匹飼育できるか 把握しておくことも重要です。