ネオンテトラ飼育入門

ネオンテトラに適した水換え量

魚の群れの画像

ネオンテトラは比較的タフな魚で、水質の悪化には強い魚といえます。 しかし、急激な水質の変化には弱いので水換えは慎重に行ってください。 目安としては、水換えでは水槽の水を1/4の量までに抑えてください。

水換えの時期は、水槽に対する魚の数にもよりますが、60cm水槽でネオンテトラを 20匹程度飼っている場合、7日から10日に1度行って下さい。

やや水槽内の魚が多い環境で飼育する場合が多くなりやすいので、 週に1回、1/4の水換えがベストだと思います。これより早いペースだと 魚には負担が大きいかと思います。

ネオンテトラは基本的に少食なのでフンも少なく、水槽の汚れは比較的緩やかに感じます。 なので頻繁な水換えは最悪の場合、魚が全滅しますので注意しましょう。

また、水換えの際には、必ず水槽の水温とほぼ同じ温度の水を使います。水温差の大きい水は 魚へのダメージがありますのでご注意下さい。

 



水換えのやり方

水槽の水を抜くクリーナーポンプと、排水用バケツ、給水用バケツを用意します。 熱帯魚用に、専用のバケツを用意して下さい。またこのバケツは水洗いのみで、 魚のために洗剤は一切使わないで下さい。

まずは給水用バケツに新しい水を入れます。給湯器を使って26℃から28℃程度のお湯がベストです。 または水槽用ヒーターでも可能です。一番良いのは、新しい水を1~2日放置して自然にカルキを抜き、 水槽用ヒーターで26℃にする方法ですね。

次に水槽から古い水をポンプで抜きます。ポンプだと、水槽の底に溜まったフンや汚れを ゴッソリ取れるので必須アイテムといえます。水槽用ポンプは熱帯魚店や通販でも購入出来ますよ。 そして扱いやすくて最も人気の高いのが、下記の「プロホース」です。

水作 プロホース エクストラ M

水槽用ポンプで、水槽の水を排水用バケツへ移します。水槽の水は1/4程度抜けば充分です。 水槽の底全面の汚れを吸い取りながら排水するのがコツですね。

水槽から1/4ほど水を抜いたら、今度は給水用バケツに入れておいた水を、またポンプを 使って水槽へ入れていきます。給水用バケツの水はあらかじめカルキ抜きしておきます。

またできれば新しい水には「アクアセイフ」を入れてphを少し下げておくことを おすすめしますが、無くてもかまいません。

水槽に新しい水を任意の量だけ足したら水換え完了です。少々面倒な作業ではありますが、 熱帯魚飼育では避けては通れない作業ですので、ぜひ慣れて下さい。 また新しい水を直接ネオンテトラにはかけないで下さい。弱る元になります。 そして水槽から排水した古い水は捨てて、排水用バケツを水でザッと洗い流します。

あとは水槽の水温や、水換え後のネオンテトラに異常がないかチェックしましょう。

 

ネオンテトラに優しい水の作り方

水換え用の水道水はカルキ抜きを使わず、バケツに入れたまま24時間以上おくことで 自然にカルキが抜けます。水質調整剤を添加していない水を使って下さい。 こうすることで、最も魚に優しい水になります。100%水だけを足すので、 魚だけでなく、水中のバクテリアにも悪影響がありません。 水温は水槽用ヒーターを入れて調整します。

もちろん水道水にカルキ抜きを入れて、すぐに水換え用の水を作るのも手ですが、 なるべく薬品を使わないで自然に近い状態にするのが理想的です。