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ブーツは色、形、用途別に実にたくさんの種類があります。

プレーントゥブーツの画像

ワークブーツ(プレーントゥ)

ワークブーツは、そのまま作業用ブーツとして開発されたもの。プレーントゥとは、ブーツのつま先が平面(プレーン)になっているもの。 つま先のツヤがキレイですが、反面大きいキズは目立ちやすいです。ブーツの基本形といえる形ですね。

また牛のなめし革なので光沢があり、通気性にも優れ、最もブーツらしい素材といえます。画像のものより 長い靴は「編み上げブーツ」とも呼ばれます。用途によっては、靴底(ソール)が耐油だったり、釘を踏んでも 貫通しないタイプや、つま先に鉄芯が入っているものも。

 

モックトゥブーツの画像

ワークブーツ(モックトゥ)

「モック」とは「モカシン」の略で、つま先をU字形に縫い合わせたものです。丈夫で、プレーントゥと 比べてキズが目立ちにくいです。ブーツを一足欲しいかたは、まずはこのワークブーツがオススメです。

またこの画像のブーツは、本革でもスウェード生地といって、これは「なめした牛革の裏側をサンドペーパー などで毛羽立たせた生地」です。光沢はないですが、独自の風合いとキズの目立ちにくさがあります。 ちなみにこれはスウェーデンで考案された技法なので「スウェード」と呼ばれています。

 

エンジニアブーツの画像

エンジニアブーツ

アメリカで生まれた、最もハードな作りの作業用ブーツ。紐が解けたり、引っかかるのを防ぐため、 紐を使わず、代わりにベルトで止める使用です。また、つま先に芯が入っていて、落下物からつま先を 守る使用になっています。

靴の長さは10インチ以上が普通で、つま先はプレーンタイプです。全体的に重く、歩行用よりも バイクの運転用に適した作りのブーツですね。

ズボンの裾を押さえるベルトがあるのが特徴で、ファッション用に短く作られた商品もあり、 中には軽くて歩き易い作りのものもあるようです。

 

ペコスブーツの画像

ペコスブーツ

もともとはレッドウイング社の商品名だったのですが、靴紐のない履きやすさ・脱ぎやすさから 人気が出ました。元は農作業用に開発されたものですが、現在ではファッションアイテムになっていますね。

紐が無いので、ブーツのサイズが丁度良くないと脱げやすい欠点もあります。必ず試し履きをして、 ブカブカでない、少し小さいくらいがベストなサイズといえそうです。上質な革を使った製品も多く、 手入れ次第で大変キレイに履きこなせるアイテムです。

 

マウンテンブーツの画像

マウンテンブーツ

その名のとおり、登山用に開発されたブーツ。靴紐で足の甲をしっかりと押さえるので、非常に歩きやすい のが特徴で、防水性にも優れています。実際、最も歩きやすいのはマウンテンブーツですね。 長時間の歩行でも疲れにくく、軽いのでタウンユースでもその実力を発揮します。登山靴とも言います。

 

チャッカブーツの画像

チャッカブーツ

デザートブーツとも呼ばれ、スウェード生地が一般的。2,3組の紐穴があり、歩きやすく、スウェード生地なので 砂が付いても傷になりにくく、くるぶし丈と短く軽いので、カジュアルな服装に合いますね。 メンテナンスも容易で、ブラッシングのみでキレイにできます。

 

サイドゴアブーツの画像

サイドゴアブーツ

ブーツのサイド部分がゴム生地になっており、伸縮性が高いので非常に脱ぎ履きしやすいブーツ。 多少履きにくいというブーツの弱点をクリアしているので、手軽に履けるのが利点。 見た目もよい物が多く、初心者にもオススメです。

ちなみにゴム生地は経年劣化で伸びてきてしまいますが、靴の修理店で新しいゴム生地を縫い付けて リフレッシュ可能です。本革・合成革どちらも可能ですよ。

 

サイドジップブーツの画像

サイドジップブーツ

サイドゴアブーツとは違い、ブーツの側面にジッパー加工をして履きやすくしてあるもの。 ジッパーのおかげで非常に履きやすく、またジッパーがアクセントにもなっているのが特徴。 ジッパーを閉めることで脱げにくく、靴紐を結ばなくていいので非常に楽です。

 

ドレープブーツの画像

ドレープブーツ

ドレープブーツとは、シワ、たるみ(ドレープ)をあらかじめ入れてあるブーツのこと。 基本的には合成革のブーツになりますが、「たるみ」があるので使用感、味のある雰囲気が楽しめます。 つま先にアンティーク加工がされているモデルもあり、ジーンズとの相性もよく見栄えが良いですね。

「いかにも新品」な感じではなく、使用感のあるブーツを手頃に入手したい方に人気があります。