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ブーツには傷めない履き方、脱ぎ方があります。

ブーツを座って履く画像

高価なブーツは、大事に履く事でシワや傷みを防止できます。上手に脱ぎ履きする事をマスターすれば、 ずっとキレイな形をキープし続ける事ができますよ。長い目で見ると、上手に履くことで寿命も長く 使えることになります。

最初にブーツを履くときには靴ヒモを必ずほどきます。以外とこれをしようとしない方がいるようですが、 これは基本です。スニーカーなどとは違います。革を折らない、強く曲げないように履くのが大事です。

ブーツを開いた画像

まずブーツの靴ヒモをしっかりほどいて、足を入れるスペースを広げますが、ブーツの上部分のヒモだけでなく、 上の画像のようにほぼ全体のヒモを緩めて履き口を広げるとすごく履きやすくなります。 こうすることでブーツに余分なシワや折れができにくくなりますよ。

ブーツは「座って」履く、脱ぐのが基本!

当然といえば当然なのですが、ブーツはイスなどに座って履きましょう。もっとも脱ぎ履きがしやすい サイドジップタイプでも、座った方が断然楽です。立って脱ぎ履きするのは効率が良くないです。

そしてブーツを「履く」ときには、カカトをつぶさないように、靴べらを使うのが最も理想的。靴べらは 安物でもかまいません。長年使えますし、靴をいたわるのに欠かせないアイテムです。

次は靴ヒモの下にあるベロ。これは多少引っ張ってもOKです。とにかく足を入れるスペースが肝心。 ベロの裏に足を付けながら、ゆっくりとブーツの中に足を入れます。

要は「靴に負担をかけない」「シワにならない」ように履くのが「正しい履き方」です。 ブーツの足を入れる部分を最大限広げて、ゆっくり足を入れる。最も楽チンで、なおかつ靴に余計なシワもできません。

まだあります。ブーツを履いたら靴ヒモ(正確にはシューレース)を結びますが、これの結び方が 少し雑な方が多いです。ここもスニーカーと違い、結んでほどくを繰り返すのがブーツ。

靴ヒモが解けにくい結び方もありますが、基本はヒモをたるませず引っ張り、最後の蝶結びを「ギュッ」と強く結ぶ事です。 これだけでも、かなり解けにくくなりますよ。ブーツ専門店の店員さんも最後は必ずグッと蝶結びします。

 

ブーツの正しい脱ぎ方

ブーツとジーンズの絵

ブーツをいたわって痛めない脱ぎ方は、やはり履く時と同様、イスなどに座るのが第一です。 立ち上がったままの状態では、無理な姿勢になってブーツに圧力がかかります。

次に靴ヒモをほどきます。面倒かもしれませんが必要な作業ですね。さらに全体のヒモを緩めたら、ゆっくりと ブーツの耳部分を広げて、足を抜けやすくします。

最後が肝心です。ブーツのカカト部分を掴んで、ゆっくりとブーツから足を抜いていきます。カカトを もつ脱ぎ方は、脱ぎにくいエンジニアなどロングタイプのブーツにも有効です。

ちなみに、間違っても靴ヒモを解かずに、無理に足だけで脱ぐのは絶対にNGです。よほど靴ヒモを 緩く締めていないと無理ですし、間違いなくキズが付いて靴が傷みます。

要は、ブーツの各部分に無理な力をかけず、曲げない・深いシワにならないように脱ぎ履きするのが 正しいブーツの脱ぎ方・扱い方です。

正しく扱えば、それだけ痛みにくく、長く履けます。ブーツに愛着をもって扱ってください。 そうすれば、必ずブーツは応えてくれますよ。

もしブーツの脱ぎ履きが面倒に感じる方は、ブーツの側面にジッパーが付いている「サイドジップ」 タイプをオススメします。サイドジップなら靴ヒモは結んだままで脱ぎ履きできて、足を入れ易いですよ。

 

ブーツの使用後はブラッシングを

本革のブーツであれば、脱いだ後は馬毛ブラシで毎回ブラッシングしましょう。これはブーツに付いた ホコリや砂を落とす為です。高価なブーツほど丁寧に行いたいところ。艶も保てます。

合成革、フェイクレザーであればそこまでしなくても大丈夫ですが、できれば合成革であっても毎回 ブラッシングで汚れ・砂を落とすのが理想的ですね。なおブーツは1日履いたら内部のムレの解消の為に 1日以上は履かないでおく事をおすすめします。1日履いたら1日休む。これがカビ防止にもなります。

 

ブーツを持ち上げるときの注意点

ブーツをお店で見るときなど、つい無造作に「つま先」をつかむ方が多いですが、これはNG。ブーツに とって「つま先」は「顔」です。爪でキズを付ける恐れがあるので、ブーツを持ち上げる、つかむ際には 「靴底をもつ」か「ブーツの中に手を入れる」形で持ち上げましょう。