ピンポンパール飼育入門
ピンポンパールの画像

ピンポンパールの選び方・買い方

丸くて可愛いピンポンパールを買いたい!そう思った方は、まずお店選びから始めましょう。 ピンポンパールを購入できる所は、大きく分けて以下のようになりますが、国産、外国産で 少々特性・値段が違ってきます。

・大型ホームセンターの熱帯魚コーナー(外国産)
・熱帯魚店(国産・外国産あり)
・楽天市場等の通信販売(国産・外国産あり)
・ピンポンパール専門店(国産のみ)

相場としては、外国産なら一匹450円程度から。国産なら一匹1000円程度からですね。 これはサイズによって値段が変わります。大きいほどグッと高くなります。 外国産は輸入単価が安いので安価です。国産は各お店で産卵・飼育しているので少々相場が上がります。

外国産ピンポンパールの特性
値段が安いので、まとめて購入しやすい。ただし東南アジアなどの暖かい地域で 育っているので低水温にはデリケートです。お店で「国産」の表記がない場合は 基本的に外国産だと思ってください。
国産ピンポンパールの特性
国内のブリーダーに育てられ、日本の水道水に慣れており、低水温にも強いです。 日本の水質で育っているので、基本的に丈夫ですが、手間がかかっている分、 少々高価になります。サイズ・カラーバリエーションが豊富なのが魅力。

オススメなのは、やはり熱帯魚店ですね。ピンポンパールは昔から人気がありますので、 どのお店にもまずありますし、やはり金魚は直接見て選ぶ方が無難です。外国産でも、 水槽用ヒーターで水温18℃以上で飼育していれば病気にはなりにくいですね。

またピンポンパール専門店も良いです。これは大阪にありますが、「SAKURAさらさ」 というお店です。直接行けない方は通販で購入することもできますし、珍しい品種を買いたいなら専門店です。 他にも、ピンポンパールにかなり力を入れているお店もあるようです。

 

元気な個体を選ぼう

ピンポンパールは、金魚の中でもとくにデリケートなので、購入の際にはコンディションの良い 個体を選ぶことが重要になってきます。元気な個体は、常にせわしなく泳いでいます。 プルプルッと体を振って泳ぐのが健康体です。

また、なるべく各ヒレがピンと立っている方が良いですね。とくに背ビレが立っているのは 元気な証拠です。常に泳ぎ回り、ヒレが立っている個体を購入しましょう。

逆にほとんど動かない、水槽の底でジッとしている個体は元気がないです。また背ビレを 畳んで泳がない個体も弱っている証拠です。こういう魚はすぐに死んでしまう危険があるので 購入しないほうが良いですね。


小さい子ほど病弱です。

これはどうしても避けられない事ですが、ピンポンパールは小さい固体ほど病弱です。 稚魚はその代表格といえます。ある程度金魚飼育に慣れた方なら平気ですが、 最初はあまり小さい固体は避けたほうが無難です。(とくに外国産)

具体的には、全長4cm以下のピンポンパールは注意が必要です。なるべく丈夫な個体が欲しいなら、 全長4cm以上の、ある程度育った個体をオススメします。このくらいのサイズまで育った子なら かなり丈夫といえます。

ただし、国産のピンポンパールなら、小さい固体でも結構丈夫ですので、なるべく小さい子を 買いたいなら国産のものを選んで下さい。


体型に個体差があります。

よく見ると、ピンポンパールも体型が少し異なります。まん丸なボール型、ラグビーボール型、 そしてボテッとしたまんじゅう型。どれもかわいいですが、長寿になりやすいのは どちらかというとラグビーボール型ですね。


元気で、気に入った柄の子を選びましょう。

上記のような、元気に泳いでなおかつ気に入った柄の個体を選んで下さい。ピンポンパールも、 なかなか同じ柄の子はいませんので、大事に飼ってくださいね。


水槽の大きさで飼える数が決まります。

ピンポンパールを飼育する数は、30cm水槽なら4匹、45cm水槽なら5匹、 60cm水槽なら8匹程度が上限ではないでしょうか。1匹につき、最低でも水が2~3Lは 欲しいですね。

ピンポンパールも徐々に体が大きくなりますので、その点も考慮して、飼育する数を 決めてみてください。体が小さいうちは多く飼いやすいですが、基本的には数が少ない 方が水も汚れにくく、病気も防ぎやすいですね。


ピンポンパールの購入に適した時期は?

基本的に年中購入可能な魚ではありますが、特に外国産は温度変化に敏感です。 できれば、6月~9月までの暖かい時期、特に夏場に購入するのがおすすめです。

気温が高いので、水温が下がりにくいのでお店で購入してから自宅まで帰る際に 魚が弱る心配がありません。

反対に、寒い冬場はお店から帰るまでの間に水温が下がるのであまりよくありません。 その際には、魚の入った袋にカイロを当てるなどして水温をあまり下げない工夫も 必要ですが、冬はなるべく避けることをおすすめします。

また、夏場が最も金魚が入荷される時期でもあるので、選べる種類も多くなります。 じっくりピンポンパールを選ぶなら夏場がベストといえそうですね。


ピンポンパールを飼う準備をしておこう

いざピンポンパールを入手する前に、あらかじめ水槽の準備をしておきましょう。 他に金魚や熱帯魚を飼っているのであれば、魚のいる水槽の水を ピンポンパール用の水槽に入れてバクテリアを充分増やしておくとベストです。

魚のいる水槽の水を、カルキ抜きした水で2倍程度に薄めた水が新しい 金魚水槽にはちょうど良いかと思います。無加温で飼うか、ヒーターを使うかも 決めておきましょう。

経験上、外国産ピンポンパールは熱帯魚店ではヒーターを入れた水槽で飼育されています。 できれば、それにあわせる為にヒーターもセットしておくのが無難ですね。 実際のところ、水温18℃以上または26℃で飼育するのが一番病気が少なくて楽です。