グラミーの種類
日本国内で入手できる、主要なグラミーを紹介していきます。時期やお店によっては入手が 困難な場合もあります。
ドワーフグラミー
![ドワーフグラミー](img/dwarf.jpg)
恐らくはグラミーの中でも最も人気のある品種。オスが大変美しく、入手困難ですがメスの方が 流通量が多く安価です。とても丈夫で飼いやすく、さまざまな改良品種があります。
青色のネオンドワーフ、パウダーブルーなども美しいです。個体差が大きいのでお店でじっくりと 選ぶのがベストです。飼いこむほど色が鮮やかに美しくなります。
ゴールデングラミー
![ゴールデングラミー](img/g-gourami.jpg)
黄色い体色にヒレのスポット模様が美しい品種。昔から人気のある品種です。 明るい色合いは水槽内でも大変冴えます。入手も容易な方で、地方の熱帯魚店でも よく見かける品種。です。
習性も他のグラミーと同じく、改良品種なので飼育も簡単です。多頭飼いが楽しいですが、 10cm程度にはなる中型種なので大きめの水槽が必要になります。
チョコレートグラミー
![チョコレートグラミー](img/choco.jpg)
まさしくチョコレートのような色合いが人気の品種。体に数本の白い線がスリット状に入ります。 最大でも体長7cmとなり、ドワーフ系とは近縁種になるようで、結構特性が違います。 かなりエサにうるさい品種で、赤虫などの天然のエサしか食べないですね。
乾燥赤虫よりも冷凍赤虫やイトメなどの生エサを好みます。また水質にも非常にデリケートなので、 初心者が飼育するのは無理だと思います。
稀に人口のエサを食べてくれる飼いやすい個体もいるようですが、 熱帯魚の扱いになれた方向けの品種なので、気に入っても初心者は飼わないことをおススメします。
マーブルグラミー
![マーブルグラミー](img/mable.jpg)
原種から品種改良されたマーブル模様が美しい品種。丈夫で非常に飼いやすいのが 特徴です。改良品種だけあって人口のエサもよく食べてくれます。
体長は最大で12cm程度まで成長しますが、温厚な性格で他種との混泳も可能です。 初心者の方も安心して飼える品種といえます。野生種の3スポット・グラミーと形は 似ていますが突然変異でこういった色模様になりました。
ブルーグラミー
![ブルーグラミー](img/blue.jpg)
体のスポット模様と自然な青みが美しい品種。昔から親しまれている品種で、 ゆったりと泳ぎ、エサにもうるさくなく非常に飼いやすい品種です。
小型種では物足りない方や、60cm水槽などの大きめの水槽、水草水槽などで 飼うと冴える品種だと思います。体形もゴクラクギョ亜科らしい特徴があり、 シルエットも美しいですが繁殖はやや難しいです。
パールグラミー
![パールグラミーのオスとメス](img/osumesu.jpg)
体表に複数ある白い点がとても美しいグラミー。かなり丈夫でエサにもうるさくないので 人口のエサで飼育できます。飼いやすいですが成長すると体長が最大12cm程度まで 大きくなるので中型種といえます。小さい水槽では飼えないので要注意。
オスは喉元のオレンジが美しく、メスも体色は同じなのでペア飼育も可能。しかし 繁殖は難しいので経験が必要になります。幼体は体色が薄く、成長につれて徐々に濃くなります。 大人しい品種なので他種との混泳も可能です。
リコリス・グラミー
![リコリスグラミー](img/rikoris.jpg)
グラミーの一種ではありますが、近縁種のベタに体形も大きさも大変似ています。 野生種のワイルドベタとほぼ同じ性質で、天然のエサでないと飼育は難しいです。 また高水温に弱く、25℃以下での飼育が必要です。
冷凍赤虫やイトメでのエサやりが基本になります。人口のエサはなかなか食べてくれないので 上級者向けの品種といえます。弱酸性でブラックウォーターでの環境を好みます。 飼いこめばグッと発色が良くなりますので、根気よく良い環境で飼育しましょう。
キッシング・グラミー
![キッシンググラミー](img/kiss.jpg)
真っ白な体に飛び出た唇がユニークな品種。唇で相手を押す習性があり、同じ品種で 押し合うとキスしているように見える事からこの名前が付きました。お店で売られている 幼体は小さくて可愛いですが、成長すると20cm近くまで大きくなります。 なお海外では食用魚として重宝されているそうです。
丈夫でエサを選ばないですが気性は荒く、多種との混泳には不向きといえます。 キッシング・グラミー同士での飼育が無難ですね。また大変長寿で10年以上生きますので 成長にあわせて大きめの水槽も必要になります。
まとめ
グラミーは種類も多く、品種によって大きさや飼いやすさ、習性が大きく異なります。小型種も 中型種もいますし、入手困難ですが大型種もいます。水槽の大きさやお好みで選ぶのが良いですが、 エサを選ばず、飼いやすい小型の品種から始めるのが無難といえそうですね。