一人暮らしのお引越し

段取りが大切で、なにかと忙しくなるのが引越しです。
いよいよ貴方の引越し先が決定したら、今度は引越しの準備です。もし今住んでいるのが実家であれば、 そのまま荷物をまとめていけばいいのですが、現在アパートやマンションなどに住んでいるのであれば、 管理している大家さんや不動産会社に連絡して賃貸契約の解約を行いましょう。

 

解約の告知期間に注意!

賃貸契約の解約は、基本的には1ヶ月前には告知するのが普通ですが、シェアハウスなどでは 2ヶ月前に告知が必要な場合もあります。物件によって異なりますので、大家さんや不動産会社に 確認をとっておきましょう。

 

早めに不用品を処分しましょう

引越しの前に要らない物はどんどん処分します。これはとにかく早めに取り掛かることをおすすめします。 長年使わなかった物も処分する良い機会です。いらない物は知人にあげるか、リサイクルショップに 持ち込んで処分してしまいましょう。いらないコミック類も売るとそれなりのお金にもなります。

一人暮らしの場合、かなり荷物を圧縮できます。休日など時間のあるときに荷物をまとめてしまいましょう。 これをおろそかにすると引越しの際に苦労することになります。

 

引越しは業者に頼むか?自分で運ぶか?

一人分の荷物なら比較的荷物は少ないので、自分で運ぶ選択肢もあります。もし1BOX車に乗っているなら マイカーで運ぶのが一番安いですが、レンタカーで1BOXかトラックを借りる方法もあります。どの荷物も 自分一人で運べて、かつ引越し先が近いなら自分で行うのが安上がりです。 ちなみにレンタカーは1日1,2万円(車種による)で借りれます。運転に自信のある方はどうぞ。

そして荷物が多い、一人で運べない荷物がある、引越し先が遠いという方は迷わず引越し業者に 頼みましょう。業者に頼むと、非常に楽でありがたみを感じます。一人暮らしなら荷物はせいぜい 2tトラック一台もあれば充分乗りますので、費用もそれなりに抑えられます。

引越しの荷物でも、一番かさばるのが冷蔵庫や洗濯機です。しかも、運ぶ前に水漏れが無いように しないといけませんし、一番大変な家財です。住む期間にもよりますが、理想は引越し先で新調する のが無難でもあります。とくに冷蔵庫は小さい2室のものが運びやすくて楽です。

また、同じくかさばるものとしてタンスがあります。今は洋間にはクローゼットがあるのは当然なので、 タンスは使わず、代わりに大きめのプラスチック製の引き出しを使う人が多いですね。安くて軽く、 かさばらないので非常に便利です。

荷物が少なく、近距離ならレンタカーで。逆に荷物が多くて重く、遠距離の引越しなら業者に 依頼しましょう。

 

引越しの荷物はできるだけ減らすのが得策

荷物は、生活の上で必要なものを吟味していきましょう。すぐには使わないものはまとめておき、 重いものやかさばる荷物はなるべく減らすと引越しも楽になります。引越しを機にとにかく不用品を 処分し、必要なものだけをもっていく。これが鉄則だと思います。

また、もっとも割れやすい物は鏡など、ガラス製品ですね。とくに大きな姿見は要注意です。 あとは液晶TVも割りやすいです。最近は大型の物が多いですし、大概は元箱を捨ててしまって 運ぶのに苦労する方が多いですね。

そして最も大きい荷物が、新居の玄関ドアを楽に通れるのか、あらかじめメジャーで寸法を見ておきましょう。 経験上、大きい荷物は決まってタンス、TV台、冷蔵庫、洗濯機、ドラム式乾燥機、ソファ、ベッドマット ですね。一人暮らしでは小さいサイズのご使用をおすすめします。

 

梱包資材を集めておきましょう。

引越しにはダンボールやプチプチなどが沢山必要になります。特にダンボールは不足しがちなので なるべくスーパーの不要なダンボールを集めておきましょう。大概はスーパー出入り口付近に まとめられており、持ち帰り自由なのを確認して集めましょう。持ち運びに手頃なサイズが たくさんありますので、どんどん有効利用しましょう。ちなみに引越し業者のダンボールは有料です。

これがなかなか馬鹿にならないもので、業者の箱は一番小さいサイズでも100円程度します。 あらかじめ集めておき、邪魔にならないように畳んでおけば業者のダンボールを買わずに済み、 費用を圧縮できますよ。

プチプチやガムテープ、ビニール紐などは100円ショップで購入しておくと安くあげられます。 プチプチは割れやすい食器類を包むのに使います。ガムテープも多めにあった方が無難ですね。 また新聞紙でも代用できますので、どんどん使っていきましょう。

荷造り、荷解きは全部自分でやり、搬入・搬出は業者に任せて、荷物を最小限にするプランなら割安に 利用できますが、引越し作業の全てを引っ越し業者にお任せするプランもあります。その分料金もかかりますが 非常に楽で安心です。なお引越し業者はやはり大手に頼むのが一番確実ですよ。

 

引越しの日が決まったら

引越しの日が決定したら、速めに入居先の大家さんか不動産会社に連絡を入れておきましょう。 こうすることで、当日の入居作業をスムーズに行えます。

引越しの荷物、梱包のコツ

引越しの荷物の箱はなるべく軽く、運びやすくするため、重いものはなるべく小さい箱に入れ、 軽いものは大きい箱に入れていきます。こうすることで、箱が重すぎて失敗する心配はありません。 また、箱の重さは最大でも25kgまでにしましょう。これ以上の重さは運搬が大変になります。

できれば20kg以下が理想的です。液晶TVなどは出来れば元箱に入れて運搬するのが理想ですが、 大体の方は元箱を捨てており、TVは毛布かプチプチで包むのが現実的ですね。

荷物をダンボールに入れたら、必ず一つ一つに内容物や、どこで使う物か、また割れやすいものならば 「ワレモノ注意」とマジックで書いておきましょう。引越し業者の専用のダンボール箱には、そういった 記入事項が書きやすいデザインになっています。また、重いものは箱の下にすることで持ち易くなります。

ちなみに衣装ケースなど、ある程度大きい物は段ボールに入れないでそのまま運ぶのが現実的です。 その際も、運搬中に不意に開かない様にビニールテープか紐でくくると安心です。

 

引越しの1,2週間前に行っておきたい各種手続き

すぐには使わない荷物から梱包していきますが、それと平行して、引越し前の各種手続きを行って おきましょう。早めに行っておくのが吉、です。

 

電話の移転手続き

固定電話を引越し先へ移転したい場合は、最寄のNTT営業所へ連絡しましょう。または116番に電話。 移転の申し込みには契約者名義、固定電話の電話番号、現住所と引越し先の住所、そして移転のための 工事を行うので、その希望される日時を伝えましょう。

最近は携帯電話があるので、必須ではないと思いますが、必要な方もまだまだいるようです。 またマンションによっては電話が付いているところもありますね。マンションの電話番号へかけて、 アナウンスにそって部屋番号を入力するとその部屋に繋がるタイプの物件もあります。

 

知人等へ引越しの連絡

メールでも大丈夫ですが、できればハガキで転居連絡をしておきましょう。これをおろそかにすると、 引っ越したあとで暑中お見舞いなどが誤って旧住所に届くことがあります。 また引っ越した先で、その部屋に以前住んでいた方宛てに荷物が届くことも。これは結構良く聞く 話です。

 

区役所で引越しの書類手続き(転出・転居届け)

現在と違う都道府県、市町村へ引っ越す際には、区役所にて「転出届」を出します。これを提出後、 「転出証明書」がもらえますので、大事に保管しておきましょう。これは転出先、引越し先の区役所で 「転入届」を出す際に必要になります。

また、同じ市区町村内での引越しの場合でも手続きが必要です。引越した日から2週間以内に 区役所・役場で「転居届」を出します。また各種届けには印鑑が必要になります。

 

印鑑登録の廃止

貴方が実印をもっていて、他の市町村へ引っ越される場合、区役所へ転出届を出す際に、同時に 実印の印鑑登録を廃止します。これは印鑑登録証が必要な場合が多いですが、紛失している場合は 申し出て印鑑登録を廃止してもらいましょう。

これは後日、引越しが完了してから新しい住所の区役所にて新しく印鑑登録を行います。 忘れないでおきましょう。

 

国民健康保険の資格喪失届

貴方が国民健康保険に加入していて、他の市町村へ引っ越す場合は、引越し前の住所の市役所にて 国民健康保険の資格喪失届を出します。これも転出届と同時に行います。この手続きには印鑑の他に 国民健康保険証が必要になります。これも引越し先にて、区役所で新しい住所の保険証を発酵してもらいます。

 

その他の移転連絡(電気・ガス・水道会社など)

引越しのおよそ7日前くらいには、電力会社・ガス会社・水道会社の営業所へ移転の連絡をしましょう。 現住所や貴方の氏名の他、引越しの日時、引越し先も伝えます。引越し日に係の方が来て、メーターの 数字を確認、料金を支払います。当日の確認が無理な場合は、後日引越し先へ請求書が来ます。

また郵便局や、新聞を取っている方は新聞販売店にも移転の連絡をしましょう。何しろ住所が変わるので、 他にも保険会社や銀行、カード会社や携帯電話会社など、住所が変わったことを連絡すべき所は沢山 あります。少々大変ですが、出来るところから始めましょう。

 

引越しの前日にやっておくべきこと

いよいよ明日がお引越しとなると、家具や荷物の準備を整えておかなければいけません。 意外と知らない方も多いですが、洗濯機や冷蔵庫をそのまま運ぶと、中に残っている水がこぼれます。 洗濯機は傾けてホースから水を出来るだけ抜いておきましょう。そして冷蔵庫は、冷凍部分に残っている 氷が解けて結構な量の水が出ます。

なので、冷蔵庫のコンセントを抜いておき、余分な氷を溶かしてから中を拭きあげましょう。 また、冷蔵庫も少し傾けると水抜き部分から余分な水を抜いておくことができます。この2つの家電が 引越しの際に他の家具などより少々気を使うものの代表格ですね。

 

現金や貴重品は一つにまとめておきましょう

当日に支払いがある場合に備えて、余裕を持って現金を持っておきましょう。また、貴重品は しっかり確認してから一つにまとめておくことをオススメします。

 

引越し当日はかなり忙しいです。

引越しの日は、ドタバタして何かと大変です。電気や水道の支払い、すぐに使う荷物の梱包、 部屋の掃除など、やることが一杯ですので、当日になって慌てないように、早めに準備にとりかかるのが 何よりのコツです。それでも、一度引っ越せばかなり慣れますから、頑張ってみてください。

 

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