タイヤ交換のコツ

後輪の交換

車の画像

次は後輪のタイヤを交換します。実は前輪よりも後輪の方が簡単ですよ。 後輪はサイドブレーキが効いているので、タイヤが外し易いのです。


後輪のジャッキアップ

後部のジャッキアップポイント

乗用車の後輪の前に、ジャッキアップポイントとして「切り欠き」が付いているのでここに ジャッキを当てます。ジャッキでどんどん車体を上げていき、後輪のタイヤが少し浮くまで上げます。


後輪は簡単に外しやすいです。

後輪

後輪はサイドブレーキのおかげでしっかりロックされているので、前輪のように空回りしません。 ホイールナットを左回りでゆるめてはずしていきます。画像の手を添えている部分に足を乗せて 体重をかけると外しやすいです。やたら硬くて緩まない場合は、レンチに鉄パイプを差し込んで、 テコの原理でネジを緩める方法もあります。

 

後輪を外した画像

後輪を外したところ。相変わらずサビが酷いですね。^^;通常の年式の車なら黒いはずの部分が 錆びてますが、気にしないで作業します。

 

クリップボルト部分

画像は前輪のものですが、こちらも同じようにクリップボルトに潤滑スプレーを吹きます。 これだけでボルトのサビも取れるので、毎回スプレーするのがベストですね。


後輪の取り付け

浮かせた後輪の画像

後輪も、前輪と全く同じように取り付けます。基本的に違いはありませんが、前輪と違って 終始タイヤを浮かせたまま作業できます。手締めでナットをしめて、最後はしっかりとレンチで しめてからジャッキを下げて完了です。

最初はなかなか時間がかかりますが、慣れてくれば40分から1時間くらいでタイヤを4本とも 交換できるようになります。


最後に確認作業をしましょう。

タイヤを4本とも交換したら、面倒でも再度ホイールナットがちゃんと締まっているか、 再度全部レンチで締めて確認することをオススメします。

全部のホイールナットが締まっていれば、これで作業は全部終了ですが、ここで安心して 大事な車載工具を置き忘れる方もたまにいます。全ての車載工具を車に戻し、忘れ物がないか 車の周りを確認してから終了とします。

なお、タイヤを交換したら、早めにガソリンスタンドへ行き、タイヤの空気圧をチェックして、 メーカー指定の空気圧にしておきましょう。

車の指定空気圧は、国産車なら運転席のドアを開けて、運転席横の車の柱部分(Bピラーといいます。) にプレートで書いてあります。知らない方が意外と多いですが、覚えておくと便利です。 最近の車は、やや空気圧が高めの車種が増えてきましたね。


できるだけ外したタイヤは洗いましょう。

外したタイヤのホイール部分には、ブレーキダストや色んな汚れが付いています。 これらはできるだけ洗い落とす方がいいですね。理想は亀の子タワシ+中性洗剤でしっかりと 水洗いすることです。

外したタイヤを洗っておけば、次にまた車に付ける時にキレイで快適ですし、きっと愛着が湧きますよ。


タイヤの保管場所

直射日光はタイヤの劣化を速めます。保管場所としては物置小屋がベストですが、 場所がない場合は市販のタイヤカバーでタイヤを包み、できるだけ日光の当たらない場所に置きましょう。