ハーモニカ入門

ハーモニカの種類

10ホールハーモニカ

1. 「10ホールハーモニカ」(ダイアトニックハーモニカ)

10ホールハーモニカは、主にブルースやフォーク、ロックなどの音楽で 使用されるハーモニカです。10個の穴があり、それぞれの穴で吸ったり吹いたりすることで 異なる音を出すことができます。上級者向けですが、以下に特徴を示します。

  • 10ホール(穴)の吹き口がある。演奏は難しいので初心者には向きません。
  • ブルースハープとも呼ばれる。各種キーがあるので曲に合わせた物が必要。
  • クロスハープ奏法に適している
  • シンプルな構造なので安価。

2. クロマチックハーモニカ

クロマチックハーモニカは、ジャズやクラシック音楽でよく使われます。スライドレバーを使って半音階を演奏できるため、幅広い音域をカバーできます。

  • スライドレバーが特徴
  • 12ホール、14ホール、16ホールのモデルがある
  • 全ての半音を演奏可能。どんな曲も更ける万能タイプ。
  • 高度な演奏技術が要求される

3. 複音ハーモニカ(トレモロハーモニカ)

複音ハーモニカは、2枚のリードを使って同じ音を出し、その微妙なずれでトレモロ効果を 生み出します。伝統音楽やポピュラー音楽でよく使われます。日本の民謡や歌謡曲に適しており、 最も演奏しやすいので初心者におススメ。

  • 2枚のリードで同時に音を出す
  • トレモロ(複音)効果が特徴
  • 音色が柔らかい
  • 比較的簡単に演奏できる

4. オクターブハーモニカ

オクターブハーモニカは、各穴で異なるオクターブの音を出すことができ、豊かな音色を生み出します。民謡やポピュラー音楽で使用されます。

  • 各穴で異なるオクターブの音を出す
  • 豊かな音色
  • 構造が複雑

5. ベースハーモニカ

ベースハーモニカは、低音を担当するハーモニカで、アンサンブル演奏で使用されることが多いです。

  • 低音域をカバー
  • 大きくて重い
  • 複数のリードを使用

6. コードハーモニカ

コードハーモニカは、複数の音を同時に出してコードを演奏することができます。アンサンブルやオーケストラで使用されます。

  • 複数の音を同時に演奏
  • 複雑な構造
  • 和音を奏でるのに適している

7. その他の特殊なハーモニカ

その他にも、さまざまな特殊なハーモニカがあります。例えば、エコーハーモニカやダブルリードハーモニカなどです。

  • エコーハーモニカ
  • ダブルリードハーモニカ
  • その他のカスタムハーモニカ

日本では、複音ハーモニカ、クロマチックハーモニカ、10ホールハーモニカが一般的です。この3種が 一般にお勧めできるハーモニカで、特に複音ハーモニカは演奏しやすく、挫折しにくい楽器といえます。