スニーカー補修記

自分でバーバリーのスニーカーを補修してみた。

バーバリーのスニーカー側面

バーバリーのスニーカー裏面

先日、某メルカリで購入したバーバリーのスニーカー。なかなかカッコ良いし、コンバースのスニーカーと 似ているけど、しっかりと裏側にバーバリーの「ノバ・ストライプ」が入っていて、スペシャルな感じが良し。 側面の丸いマークは外側にあるので、マークが内側にあるコンバースよりも目立ってよい感じ。ただし中古で 少し汚れ・痛みあり。

そして自宅に届いた靴をよく見ると、まあ汚い。あのね、出品者には毎回思うんだけど、服や靴はマジで洗え。洗ってください。 愚痴っても仕方ないので、しっかり洗浄、補修して、このバーバリーのスニーカーを新品並みにしてみようじゃないか。

 

百均で靴補修用品を購入

百均の靴補修品

まあ補修といっても、靴の汚れをしっかり取って、カカトの減りを直すくらい。ダイソー系のお店で買ってきました。 ただカカトに貼る修理剤は、大きいタイプと小さいタイプがあるので、カカトの減り具合をチェックしてから買う方が 無駄が無いですね。まあ面倒なので両方買ってきました。他の靴にも使えるし。三点で300円+消費税。 この予算で直せるなら、絶対お得かなと。

なお靴底修理材にはクギも入っていますが、スニーカーには使用しません。これは底の厚いブーツ用 ですので、ブーツのみに使用しましょう。

まずはスニーカーを徹底洗浄

スニーカーの靴紐(オサレな方は「シューレース」と呼びますw)を外し、まず中性洗剤とブラシでゴシゴシ洗います。 さらに大きなバケツに40℃程度のお湯を入れ、洗濯用洗剤&酸素系漂白剤を入れてから靴紐とスニーカーを一晩浸け置き。 まあ浸け置きまではしなくてもOKですが、殺菌・消毒もかねて念のためやってみました。

洗浄を終えたスニーカー

洗浄、乾燥を終えたスニーカー。漂白剤の効果で、しっかり殺菌されたようで完全に無臭です。 新品並みに消臭されるので、古いスニーカーのカビ防止に漂白剤は効果アリですね。ただ漂白剤は優しい酸素系で。 塩素系は色落ちするらしいのでダメです。また靴の乾燥は日陰干しで丸一日は欲しいですね。

 

スニーカーのソールを白くするコツ

スニーカーと激落ち君

しっかり洗ったんですが、まだソール(靴底)部分に汚れがあるので、メラミンスポンジ「激落ち君」で水を付けて磨きます。 この「激落ち君」、目が細かいのでソールにキズを付けずにガシガシと汚れを落とせます。

ソールが真っ白になったスニーカー

真っ白になったソール。画像では分かりにくいですが、すばらしくキレイになりました。 「激落ち君」は、受験生以外にはオススメです。www

 

いざスニーカー補修

ソールに補修剤を張ったスニーカー

カカトの減った部分に接着剤を塗り、補修用ゴムを貼り付け。さらにつま先部分にも、靴補修用のゴムシールを貼り付け。 なんの技術も必要なく、接着剤で張るだけでOKです。ただし、接着剤は強力な速乾、透明タイプが無難です。合成ゴム用なら 問題なく接着できるはず。

また、このタイプの強力な接着剤は、中の揮発成分を揮発させてから張るのが重要なので、容器から出して塗っても すぐに張らないのが大事、5分から15分置いてから張りましょう。張るときもグッと押し付けて「圧着」するのが大事です。

あとはソールとスニーカー生地の間に出来た隙間が気になったので、この隙間にも接着剤投入。狭い箇所に接着剤は使いにくいので、 接着剤をつまようじに移してから塗りこむとやりやすいですよ。

歩いているうちに徐々にめくれたり、隙間に水や汚れが入るのがいやなので、わざと多めに接着剤を塗って隙間を埋めてみました。 この状態で1日以上放置して、接着完了です。


補修剤を張ったスニーカーのナナメ後ろ姿

補修剤を張ったスニーカー側面

補修剤を張ったスニーカー後ろ姿

カカトの減った部分が補修剤で黒くなっています。ただパッと見には分かりにくいですよね。 この補修剤も、早めに張っておけばソールからの雨水の侵入も防げますよ。

 

カカトの補修部分を隠してみる

百均のゴムシートとハサミ

カカトの黒さが少し気になったので、薄くて黒いゴムシートをソールに張って隠す方法を考えてみました。 百均のゴムシートを再度購入。これは靴の裏、つま先部分に貼る商品。他にも薄くて黒いゴムなら何でもOKだと思います。

ゴムシートをハサミで切ったところ

ハサミで切ったシート

ハサミで均等に切って、さらに剥がれ防止に接着剤で貼り付けます。これをカカトの側面に張って、 補修剤を隠します。


ゴムシートをハサミで切ったところ

ハサミで切ったシート

これで補修部分が隠れました。これで靴底を見ない限りは補修したとは分からないはずです。

 

バーバリーのスニーカー、補修完了!

ビフォー

補修前スニーカー裏面

補修前スニーカー側面

 

アフター

補修後スニーカー裏面

補修後スニーカー側面

まるで新品?のようになった、バーバリーのスニーカー。試しに晴れの日に履いて出かけてみましたが、 接着剤がバッチリ効いてるようで、まったく剥がれることもなかったです。このキレイなスニーカーを汚すのがイヤで 晴れの日しか履きませんが、結果は大満足。このやり方は皆さんにもオススメです。

2019/10/10追記

後日、スニーカーのつま先の裏側、前面側に張ったゴムが、少しめくれました。考えてみるとこの部分が 摩擦でめくれやすいようです。再度接着剤を貼って問題なく履けています。

 

シューグーはおすすめしません

今回の方法以外にも、補修剤「シューグー」で直す手もあるんですが、あの製品は固まると 地面に当たるときに「コツン」と音が音がするんですよね。スニーカーなのに歩くと音がするので あまりオススメしません。ゴムを接着したほうが良いと思います。

 

靴補修は業者に頼む手もアリ

靴をもっとキレイに直したい場合は、専門業者に頼みましょう。カカト修理のみなら相場は2500円 程度から。ただスニーカーは5000円程度からあるので、よほど高い靴か、絶版の物を直したい場合でない 限りはセルフで直すほうが無難かも。

ただ靴修理の専門業者の仕上がりは素晴らしいです。自分ならスニーカーは自分で直して、本革ブーツなら 業者にお願いしますね。