グラミー飼育入門

投稿:2022/11/06

美しきグラミー

青いグラミー

淡水魚の中でも、屈指の美しさを誇るグラミー。昔から人気のある品種ですが 比較的飼いやすく、丁寧に育てればより発色がよくなり、観賞価値があがります。

淡水魚の中ではやや気性の荒い品種で、オスは単独飼育が基本ですが大きめの水槽で 他種の魚との混泳も可能です。小型~中型魚が多いので水槽は30L以上の水槽が望ましいです。 なるべく大きい水槽で飼育しましょう。

またグラミーは「ゴクラクギョ亜科」の熱帯魚なので、ラビリンス器官という特殊な器官があり、 エラ以外にもクチからも水面から直接呼吸できる特徴があります。その為水中が低酸素でも生き延び られ、最悪エアーポンプ無しでも飼うことはできます。


グラミーの選び方

グラミーは大変色も種類も豊富ですが、共通しているのは「ゆっくりと泳ぐ」「淡水を好む」 「水草など狭い所を好む」点です。健康な個体ほど発色が良いので、お店で買うときは 良く泳ぎ回っていてキレイな個体を選んでください。

じっとして動かない個体、底でとどまっているような個体は状態が悪いといえますので、 そういったものは避けましょう。

グラミーは日本では小型種が好まれ多く販売されています。中型、大型種もいますがお店に よって扱いがないところもあり、大型種ほど高価になります。小型種は安価で流通も多いので 入手も容易ですね。

またグラミーもメス同士なら混泳可能です。気に入った個体がメス同士なら同じ水槽に入れて 問題ありませんが、あまり小さい他種の魚は食べられてしまう可能性があるので、出来るだけ 同じくらいの大きさの魚同士で飼育するのが理想的ですね。

なおグラミーは日本の水道水が飼育に適しており、軟水で弱酸性の水を好みます。このあたりも 飼いやすいポイントですが、急激な水質の変化には弱いので水換えは慎重に行う必要があります。

東南アジア方面では食用魚として扱われているグラミーですが、観賞用としてもなかなかの 価値があります。当サイトでしっかりと飼い方をマスターしてください。