貯金のコツ。

禁酒の方法

禁酒マークのイラスト

タバコも体に悪いですが、お酒はもっと体に悪いのではないでしょうか。タバコなら2日酔いもなければ、 吐くことも通常ありません。ましてや、酒とタバコの両方をやめられない方がいたら、もはや気の毒としか いいようがありません。

アルコール依存症はやはり怖いですし、肝臓への負担も大きく、ガンの発症率も上がると聞きます。 また、日本人は基本的にアルコールへの耐性が低いです。 貯金が大事なら、ここはひとつ、禁酒にチャレンジしてみましょう!

お酒は健康面だけでなく、金銭面でも蝕まれるものです。お酒を飲む方は、一ヶ月に幾らくらい使っているでしょうか? お酒の種類や飲む量にもよりますが、家計を圧迫するのは間違いありません。毎月のお酒代を貯金に回して、 健康とお金を勝ち取りましょう。


アルコールは脳が求めるもの

お酒を飲むと、脳に「セロトニン」や「ドーパミン」が分泌されて「幸福感」を得て、ストレスが解消されて 楽しい気分になるので、やがて脳が断続的にアルコールを欲しがり、お酒を飲みたい気持ちがドンドン出てきます。 やがて知らないうちにアルコールに依存してしまう…。この仕組みを知っておきましょう。

つまり、「お酒を飲みたい」と感じた時、本人ではなく「脳が欲しがっている」わけです。人の欲求には際限がないので 脳がアルコールを欲しがるのも制限がないです。最終的にお酒が無くなるか、完全に酔うかのどちらかまでいってしまいます。 なので、この仕組みを理解して「酒を飲まない!」ときっぱり断酒しましょう。

今までお酒にどれだけお金を使いましたか?今後もお酒にお金を使うのがイヤなら、頑張って禁酒しましょう。 お酒を断つ「断酒」が辛いなら、まずは量を減らしましょう。お酒をやめられるのは気持ちの問題です。

また、飲食店で平日の朝からビールを注文して飲んでいる方をたまに見ますが、あれほど情けない姿はないですね。 絶対的なダメ人間にしか見えません。そうならない為にも、禁酒しましょう。


お酒の禁断症状

お酒を飲まないと禁断症状(離脱症状ともいいます)が出てくる方は要注意です。飲まないと手が震える、汗をかく、 眠れない、イライラする、飲まないと落ち着いていられない場合は、アルコール依存症の恐れがあります。ここまでくると 本人の意思の力ではどうにもなりませんので、アルコール依存症の専門医療機関への受診を強く勧めます。

そこまでひどくない、数日飲まない程度なら平気、という方なら、頑張って禁酒に挑戦しましょう。筆者の知り合いで、 日本酒を1日1升飲まないとダメ、というような重度の依存症の方もいました。そうならないうちに お酒はやめてしまいましょう。

お酒を飲むとストレスが解消するように感じますが、あくまでそう感じるだけです。また徐々に飲酒量が増えてくるのが お酒の怖いところ。「お酒では本当のストレス解消にはならない」ことを肝に銘じましょう。

そういえば漫画家の方でアルコール依存症の方もいましたね。毎日お酒を飲んでは吐くことをくりかえして、 かなり危険な状態でしたが、その方も治療を受けて現在は禁酒できているようですが、お酒は怖いものです。

あとはお酒が元で会社をクビになった方もいます。どうにも我慢できなかったのか、昼間にグッと一杯飲んでしまい、 お酒の臭いで会社にバレて即解雇。魔が差したというか、お酒のせいで受けた損害は大きいですし、これは 依存症の可能性もあり、本人にはどうか酒と縁を断ってほしい限りです。



まずは量を減らして禁酒にトライ

いきなりお酒を絶てる方なら問題ないですが、長年お酒を飲んできた方は断酒は辛いと思います。 まずはお酒を飲む間隔を開ける、そして飲む量を減らすのが無理のない禁酒方法です。

お酒を止めることで、毎月の高い酒代が無くなります。アルコールを飲まないことで体への負担が減り、 健康的になれます。酒から胃や肝臓を守ることでガン予防にもなりますね。

時々お酒を飲む、といった軽度の方なら、ちょっと我慢して禁酒できると思います。しかし、 脳がアルコールを強く欲しているような方だと、禁酒することで「うつ状態」になることもあるようです。 この場合は、アルコール依存症の専門医療機関に相談することが一番良いと思います。

確実にお酒を止めるなら専門医療機関へ

禁酒が上手くいかない、昔よりかなり飲む量が増えてきた方は、専門医療機関へ相談するのが 最も確実です。アルコールは依存性が高いので、なかなか止めにくく、意思だけではどうにも止められない 場合は早めに受診することをオススメします。

「お酒を飲みたい気持ち」を抑える薬もありますので、処方してもらうことで禁酒に成功した例もたくさんありますし、 お酒は長期的に見て「百害あって一利なし」です。お酒と上手に付き合う考え方もありますが、やはり飲まないのが 貯金の為に一番よいですね。